top of page

雇用契約書の必要性

  • 岸和田THREE社労士事務所
  • 2024年1月15日
  • 読了時間: 2分

雇用契約書の必要性


雇用契約書は、労働者との雇用関係に関する条件を明確に記載した書類です。法律で作成が義務付けられているわけではありませんが、企業が作成するメリットは大きく、多くの企業が作成しています。


メリット1:労働条件の認識の相違を防ぐ


雇用契約書には、労働者の労働時間、賃金、休日・休暇、昇給などの労働条件が記載されます。これらの労働条件は、口頭で伝えられる場合もありますが、後から「言った・言わない」のトラブルに発展する可能性があります。雇用契約書を作成しておけば、労働条件を明確に記録しておくことができ、トラブルを未然に防ぐことができます。


メリット2:労働者のモチベーションを向上させる


雇用契約書には、労働者の就業する業務内容や責任なども記載されます。これらの内容が明確に記載されていれば、労働者は自分の役割や目標を理解し、モチベーションを向上させることができます。また、労働契約書を作成することで、企業が労働者の権利を尊重していることを示すこともできます。


メリット3:企業の社会的責任を果たす

雇用契約書は、企業の社会的責任を果たすうえでも重要です。労働契約書を作成することで、企業は労働者の権利を尊重していることを示すことができます。また、労働契約書を作成していない企業は、労働基準監督署から指導を受ける可能性があります。


雇用契約書は、企業にとっても労働者にとってもメリットのある書類です。企業は、労働条件の認識の相違を防ぎ、労働者のモチベーションを向上させ、社会的責任を果たすために、雇用契約書を作成することを検討しましょう。


具体的な提案

雇用契約書の作成を検討する際には、以下のような点に注意しましょう。


  • 定められている労働条件を漏れなく記載する

  • 労働者の同意を得て署名・捺印する

  • 労働契約書の変更があった場合は、速やかに更新する


また、雇用契約書は、労働者が理解しやすいように、わかりやすい言葉で記載することが大切です。

雇用契約書の作成は、企業の労務管理の基本です。


ぜひ、この機会に雇用契約書の作成を検討してみてはいかがでしょうか。


参考になれば幸いです。


社会保険労務士 山下

 
 
 

最新記事

すべて表示
第9次社会保険労務士法改正

令和7年6月18日 第9次社会保険労務士法改正が実現しました ■ 第9次社会保険労務士法改正の項目 第一 社会保険労務士の使命に関する規定の新設 第二 労務監査に関する業務の明記 第三 社会保険労務士による裁判所への出頭及び陳述に関する規定の整備 第四...

 
 
 
「静かな退職」

社労士の専門知識と客観的な視点を活用することで、 より効果的かつ法的に安定した対策を講じることが可能です。 また、社労士と連携することで、以下のようなシナジー効果が期待できます。 専門知識と客観的な視点の融合:  経営者の視点と社労士の専門知識・客観的な視点が組み合わさるこ...

 
 
 
令和7年4月以降に教育訓練等を受ける場合 自己都合退職者の失業給付制限緩和

自己都合退職者の失業給付制限が緩和へ  2025年4月から教育訓練受講で即時受給可能 「雇用保険法等の一部を改正する法律」(令和6年法律第26号)の施行により、 令和7年4月以降にリ・スキリングのために教育訓練等を受けた(受けている)場合、給付制限が解除され、基本手当を受給...

 
 
 

Comentários


未来の常識を創造し、           

企業の全ての人を明るくする。

Creating the common sense of

the future, Brighten up everyone in the company. 

大阪市中央区社労士

©2025 岸和田THREE社労士事務所 

bottom of page