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10月の最低賃金引き上げ、自社に合うのはどっち?『業務改善助成金(設備投資型)』vs『キャリアアップ助成金(人件費補填型)』

岸和田THREE社労士事務所
8月12日
読了時間: 3分

2026年10月1日の最低賃金改定(大阪1,231円、京都1,178円など)に向けて、

社内の賃金見直しを進めている企業も多いのではないでしょうか。


「人件費の負担を少しでも減らしたい」「この機会に国の助成金を活用したい」と考えたとき、候補に挙がるのが「業務改善助成金」と「キャリアアップ助成金(賃金規定等改定コース)」の2つです。


しかし、経営者の方から「結局どっちを使えばいいの?」「両方の違いがよく分からない」というご相談をいただきます。


今回は、それぞれの特徴・メリット・注意点を徹底比較し、自社に合った助成金の選び方を分かりやすく解説します!


1. ひと目でわかる!2大助成金の比較表

まずは、両者の全体像と違いを一覧で整理しました。


比較項目

業務改善助成金(設備投資型)

キャリアアップ助成金(人件費補填型)

主な目的

生産性向上(設備投資)と賃上げ

有期雇用者(パート等)の処遇改善

主な要件

事業場内最低賃金ラインの賃上げ + 設備導入

パート・アルバイト等の就業規則改定で3%以上賃上げ

助成額

買った設備代金の一部補助(最大9/10)

1人あたり4万〜7万円の定額支給

資金の使い道

設備投資費用への充当

使い道自由(賃上げ原資に直接使える)

こんな企業向け

POSレジ・専用ソフト・機械の導入や改装をしたい

設備投資の予定はなく、パート等の人数が多い


2. 業務改善助成金(設備投資型)が向いている企業

「業務改善助成金」は、「賃上げ」と「業務効率化(設備投資)」をセットで行う企業に最適な制度です。


このような企業に

  • POSレジ、勤怠・給与計算システム、自動券売機、最新の施術・調理機器などを導入したい


  • 作業場のレイアウト変更や店舗改装を行いたい


  • 最低賃金(またはその近辺)で働いているスタッフが数名いる


注意すべきポイント

  • 事前申請が絶対条件: 設備の購入(発注)や賃上げを行う前に、国へ申請して承認(交付決定)を受ける必要があります。10月1日に給与を上げてしまってからでは申請できません。


3. キャリアアップ助成金(人件費補填型)が向いている企業

「キャリアアップ助成金(賃金規定等改定コース)」は、パートやアルバイトなどの有期雇用労働者を多く抱え、純粋に賃上げの持ち出し(人件費負担)を減らしたい企業に最適です。


このような企業に

  • 新たな設備投資やシステム導入の予定は特にない


  • パートやアルバイトの人数が多く、一律で時給をベースアップ(3%以上)したい


  • 助成金をそのまま「給与の補填」として自由に使いたい


注意すべきポイント

  • 計算基準のミスの多発: 10月の新最低賃金(大阪1,231円など)を下回る賃上げ設定はNGです。現行の最低賃金ではなく「改定後の賃金ルール」を踏まえた上で、適切に3%以上のアップ率を計算して就業規則(賃金規程)を改定する必要があります。



4. 自社に合うのはどっち?選び方の判断基準

迷ったときは、以下のフローで検討してみましょう。


  1. 「これから買いたい設備・ソフトや、業務効率化に繋がる設備投資があるか?」


    ➔ YES なら 「業務改善助成金」 を第一候補に!


  2. 「設備投資の予定はなく、パート・バイトの賃上げ原資を確保したいか?」


    ➔ YES なら 「キャリアアップ助成金」 を第一候補に!




まとめ:10月発効に間に合わせるなら「今すぐ」準備を!

どちらの助成金を選択するにしても、就業規則(賃金規程)の改定や事前申請、賃金の計算シミュレーションなど、10月1日の改定日までに完了させておくべき手続きが数多く存在します。


「自社の場合、どちらを活用するのが一番メリットが大きいか」「併用は可能か」など、気になる方はぜひお早めにご相談ください。

自社の状況に合わせた最適なプランをご提案いたします。


※出典:

・厚生労働省「キャリアアップ助成金」



 
 

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